草場一壽さんがシェアされていた
ネイティブアメリカンの長老 質問をシェアしていたら、それを見て私に関心を持ってくれたという方が。
みる時々で感じる言葉が変わっていて面白いなぁと思うよ。と話していたら同席していた子が「アルケミスト」みたいですね、と。
アルケミスト?
星の王子さまと同じくらい世界で愛されている本ですよ。とのこと。
星の王子さまは大好きな本のひとつ。
日本語、英語、タイ語とそれぞれ持っています。
読んでみたいと思い調べてみると、
羊飼いの少年が夢に従い旅に出て、ついには錬金術の秘密を手に入れるという童話風の物語。
さっそく図書館で借りて読んでみました。
作者のパウロ・コエーリョがこの旅の中心テーマは〈運命〉だと言っています。
自分が歩んでいく道。人は何かに情熱を傾けているとき常に自分の〈運命〉を歩んでいるのだと。
でもその夢に向かっていく勇気が試される4つのハードルがあるのだそうです。
①幼いときから、人生に望むものすべてを手に入れることは不可能だと言い聞かされていること。
思い込み、偏見、恐怖、過失の堆積。
〈運命〉はこころの奥深いところに埋もれて姿を隠してしまう。
↓
ここで夢を掘り起こす勇気があったとする
自分のやりたいことがわかったとして
つぎに現れるハードル
②夢を追うためにすべてを放り出せば周りの人を傷つけてしまうのではという不安
↓
周りの人の愛は励みとなり後押しをしてくれるとわかったとしてなお次のハードル
③途中で挫折することの恐怖心
必要かどうかはともかく挫折は必ずやってくる。人生の極意は七転び八起き
↓
何年間も満身創痍でがんばるとある日突然追い求めてきたものがすぐ目の前で自分を出迎えてくれていることに気付く
④追い求めてきた夢を実現するのが怖くなる。
もう少しで手に入るかもしれないと思うだけで心が罪悪感でいっぱいに、周りには夢を果たせなかった人がたくさんいる、自分も夢を実現する資格がないかのように錯覚してしまう。
※これが一番危険なハードル
アルケミストの中には童話としてこれらのことがすべて象徴的に描かれていました。
さぁ、私はどのハードルを今目の前にしているのだろう?と考えさせられた一冊でした。
そして物語の中ででてくるアラブのことば「マクトゥーブ」
あらゆることの筋書きはすでに書かれている。
しかしそのペンとインクは私たちを助けることにのみ使われる。
がタイトルになった同作者の本も。
こちらは短編集。
ぱらぱらとめくり気になったところに目を落とすとその時に必要なことばがありそうです。
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